岩本研究室(構造系振動班)

2007-04-07

再び花見

先週に引き続き,今日も鶴舞公園と山崎川を散策.山崎川は今回,新瑞橋から桜山まで歩いた.曇りがちの天気だったが,花は満開で見ごたえがあった.なんかもう,気持ち悪いくらい咲いてた.桜山の雑貨屋みたいな喫茶店でお茶して帰った.帰りは雨に降られた.

  • 小田扉「団地ともお」9巻読了.やっぱりなんか回りくどいマンガだなと感じる.ソーメンの話の最後のコマが結構好き.
  • 柳沼行「ふたつのスピカ」12巻読了.夏休み.アスミたち5人は集まって唯ヶ浜で過ごすことにする.そんな中,シュウは宇宙飛行士選抜試験に合格し,アメリカに旅立つことになるが….ゆったりしたペースがとても気持ちよいマンガ.次巻は荒れそうだが.
  • 山岸凉子「舞姫 テレプシコーラ」1巻読了.「アラベスク」以来のバレエマンガで,第1部が衝撃な終わり方をしたと話題になっているので買ってみた.山岸凉子のマンガ買って読むの20年ぶりくらいだな.六花(ゆき)のかわいこちゃんぶりと空美(くみ)の不幸少女っぷりの対比がすごい.そのうち「キエー」とか言い出さないか心配になる.

2007-04-08

暖かい一日

試練の洞窟をやっとクリアした.あとはゴースト9,かけら5集めれば終了というところ.そういや,釣りほとんどしてないな.

  • 古川日出男「サウンドトラック」読了.幼少のうちに親を失い,小笠原諸島でのサバイバル生活を生き抜いたトウタとヒツジコが,ヒートアイランド現象により無法地帯化した東京を乗っ取る話.トウタとレニが出会うあたり(下巻なかば)からはラストまで一気に読みきったんだけど,それまでが長い長い.何度も挫折しかけた.もはや,緻密な構成なんかくそ食らえ,とにかくノリで書き進めてやれ,というような感じ.でも,終盤の傾斜人との戦いから東京崩壊に至る疾走感は心地よかった.

2007-04-09

忙しい

今週はいろいろとやることが多い.あんまり余裕ないけど,がんばって乗り切ろう.

かけらコンプ.占い師が場所を教えてくれるので楽だった.あとはゴーストか.ちょっと大変そうだな.

  • 山岸凉子「舞姫 テレプシコーラ」2巻読了.空美に触発されてバレエのレッスンを再開する六花.空美のレッスンを見て踊りのこつをつかんだり,白鳥の踊りの解釈で面白い発想をするなど,空美や姉の千花(ちか)とは違った成長を見せる.そんな六花は千花とともにコンクールに出ることになるが….空美の薄幸ぶりは相変わらずだが,諸悪の根源,英一パパにはいよいよ死亡フラグが立ったか.

2007-04-10

日刊舞姫

スノーピークで4つ見つけて,ゴースト残り5.

  • 山岸凉子「舞姫 テレプシコーラ」3巻読了.六花,千花ともにコンクール予選通過.千花には優勝の期待もかかる.空美は同じコンクールになんと,男の子として参加.こちらも優勝候補として注目を集めるが….

2007-04-11

そろそろ裁判の季節

昨年オープンキャンパスでやったパスタで橋を作る体験授業.これを今年また行うことになった.9月か10月ごろ.まったく同じじゃつまらないので,何か新しいことができないか考えてみようと思う.

  • 山岸凉子「舞姫 テレプシコーラ」4巻読了.アクシデントはあったものの,千花が1位なしの2位という好成績をとってコンクール終了.バレエ団の公演で「くるみ割り人形」のクララを演じることも決まり,千花の前途は明るいように見える.しかし,コンクールでの二人組,ネットでの書き込み,部活による度重なる遅刻など,彼女の周りには何か重苦しいものがどんどん蓄積していってるような感じがして気持ち悪い.空美はコンクール棄権以来行方不明.

2007-04-12

今日から授業

今日は今年度最初の授業を行った.大学院の構造設計論.いつもの講義室が洪水で使えなくなったので,急遽別の教室を用意してもらった.復旧には来週いっぱいかかるとのこと.

墓地で1つ見つけてあと4つ.

  • 山岸凉子「舞姫 テレプシコーラ」5巻読了.「くるみ割り人形」公演の初日.前兆はあったが,とうとう千花に不幸が降りかかる.千花の代役で舞台に立った六花にも悪意の手が伸びるが,こちらは何とかクリア.今後千花を最も苦しめるのはおそらく,あの医者だろうな.空美は依然として行方不明.

2007-04-13

裁判開始

年講の講演申し込み完了.これでひと段落.

アマゾンから荷物が届いた.今日から裁判開始.期待してなかったが,ヘッドホンもついててラッキー.とりあえず,2話第1パートまでクリア.いい感じだ.

  • 山岸凉子「舞姫 テレプシコーラ」6巻読了.六花,振り付けに目覚めるの巻.六花は運良くS中に補欠入学.バレエの腕を買われてダンス部の振り付けを任される.先輩相手の振り付けに最初はしりごみしていたが,次第に引き込まれていく.一方の千花は無事退院し,バレエのレッスンを再開するが….ああ,また不吉な終わり方.空美はもしかして第2部までお休み?
  • あさのあつこ「バッテリー6」読了.シリーズ完結編.巧・豪バッテリー対天才スラッガー門脇の対決というよりも,それぞれのチームを指揮する海音寺と瑞垣のやり取りが見所という感じ.物語は結局,寸止めで終わっちゃいました.

2007-04-14

のんびり

暖かい1日.本屋に行って,パスタ食べて,のんびりすごした.

2話クリア.いろいろできることが増えた探偵パートが楽しい.シナリオも相変わらず吸引力がある.

  • 山岸凉子「舞姫 テレプシコーラ」7巻読了.千花,レッスン中に倒れ,再手術.もうすっかり不幸が板についてきた感じ.六花は,学校のダンス部の群舞や自ら踊るカラボスの振り付けで好評を博す.しかし,振り付け道もなかなか厳しい様子.それに,六花の踊りには股関節以外に根本的な欠点があるらしいが….

2007-04-15

あさりそば

今日も本屋に行った.そのついでに,あさりそばを食べた.淡白ながら,とてもいい味だった.

3話クリア.うーん.二転三転するシナリオのアイディアは面白いんだけど,強引な展開には首をひねらされた.

  • 山岸凉子「舞姫 テレプシコーラ」8巻読了.六花はバレエ団の定期公演「くるみ割り人形」のクララに抜擢される.バレエ仲間のやっかみのなか大役を果たすため,甘えん坊の六花はぼろぼろ涙を流しながらも必死でレッスンにくらいついていく.そんな中,千花のひざの靱帯が伸びきっていることがわかり,とうとう韓国で生体移植を受けることになる.
  • 古橋秀之「ある日,爆弾がおちてきて」読了.ホントは「冬の巨人」を読みたかったんだけど,本屋になかったのでこちらを買ってみた.表題作のほか,「おおきくなあれ」,「恋する死者の夜」,「トトカミじゃ」,「出席番号0番」,「三時間目のまどか」,「むかし,爆弾がおちてきて」を収めた短編集.どれも面白かった.今度は長編を読んでみよう.

2007-04-16

あと1巻

JABEE WGがあった以外は,どうということもない一日.卒研日誌の検印は1ヶ月ではなく,1週間ごとに押すことになったようだ.

4話第1パートまでクリア.第2パートの最初の見抜きでつまった.今日はここまで.

  • 山岸凉子「舞姫 テレプシコーラ」9巻読了.定期公演の舞台に立つという経験を通して,六花は目覚しい成長を遂げる.これぞスポ根ものの醍醐味だよね.特に,62ページの大ゴマがすばらしい.六花と千花の踊りのイメージがシンクロするこの1コマは,ふたりの今後を暗示するものとも思える.いよいよ次巻で第1部完結.

2007-04-17

あせった

昨年度の伝票をひとつ出し忘れてて,あせった.事務の方,ご迷惑をおかけしました.

4話も終了.これでオールクリア.短かったが楽しかった.3枚の絵の下描きは結局なんだったんだ?

  • 山岸凉子「舞姫 テレプシコーラ」10巻読了.第1部完結.だいたい結末は知ってたから驚きはしなかったけど,ストーリー運びが急すぎていまいち楽しめなかった.なんだか打ち切りのマンガみたい.せめて最後の六花の踊りくらいは盛り上げてほしかったなあ.

2007-04-21

どんより

どんよりした1日.ちまちまピクロスを解いたりしてすごした.

  • 古橋秀之「冬の巨人」読了.果てしない吹雪の大地を歩き続ける巨人ミール.その背中に作られた都市で暮らす人々の物語.この内容なら短編でいいんじゃないのかなあ,という感じ.この本の中に「相対化」という言葉が出てきたが,これより「ある日,爆弾がおちてきて」の方がよっぽど「相対化」の快感を感じた.

2007-04-28

今日から連休

今日から大型連休.嫁さんは田舎で休養.今日は久しぶりに中華鍋を取り出して,チャーハンを作った.鍋を熱しすぎて油に火がついたりしたけど,できあがったチャーハンはおいしかった.夕食はパスタとサラダ.

  • 角田光代「トリップ」読了.田舎の商店街を舞台とした連作短編集.駆け落ちし損ねた女子高生とか,クスリにはまる主婦とか,生活に疲れた人々の物憂げな暮らしぶりを描いている.たいした事件が起こるわけでもないんだけど,文章がすごく読みやすくてすらすらと最後まで読んでしまった.
  • 山川直人「コーヒーもう一杯」3巻読了.コーヒーをテーマにした連作短編集.とにかく絵が個性的なマンガ.デフォルメの効いた昔風の絵なんだけど,網掛けで画面がほとんど真っ暗になるほど描き込んでいる.すごい.話もほのぼのしたものから,ちょっとビターなもの,スラップスティックコメディっぽいものとバラエティ豊かで楽しい.
  • 遠藤浩輝「EDEN」16巻読了.人々を飲み込みながら,コロイドの増殖は世界的に広がっていく.初期の無秩序な結晶体から,規則性を持った構築物へとその成長のしかたも変化していて,何らかの「意志」を感じさせる.こんな風に状況は進んでるんだけど,ストーリー的には面白いところがあんまりない.
  • ナンシー関「何を根拠に」.前に図書館で借りたこの本が文庫化されたので,さっそく買って読んだ.何度読んでもおもしろい.

2007-05-01

今日は雨

休みの昨日は気持ちよく晴れてたので,懸案だったコーヒーの木の植え替えをやった.幹が3本あるので,ばらして現在のと同じ7号の鉢に別々に植えればいいかなと考え,7号鉢を2つと植え替え用の土を買ってきた.でも,いざ鉢から木をとりだしてみると,3本の幹は一体化していてどうにも分離できない.しょうがないので当初案をあきらめ,そのまま植え替えることにする.またカーマまで自転車を走らせて9号鉢を買い,ようやく植え替えは完了した.動揺していたせいか植え替えた後の木はちょっと傾いてる気もするが,気にしないことにする.特に園芸が趣味というわけではないのだが,土いじりは楽しくて晴れ晴れした気分になる.園芸用の土ってふかふかしててにおいもいいんだよね.さて,残った7号鉢3つはどうしようか.

  • 阿曽山大噴火「裁判狂時代 喜劇の法廷★傍聴記」読了.法廷ウォッチャーが裁判の面白さをつづった本.石原裕次郎の弟を自称する窃盗犯とか,出会い系がらみで本能むき出しの検察官とか,笑えるネタが多いんだけど,裁判やその傍聴についてのうんちくも楽しめる.
  • トニーたけざき「トニーたけざきのガンダム漫画2」読了.ガンダム専門誌「ガンダムエース」連載のパロディマンガ2巻目.安彦良和のペンタッチを忠実に再現しつつ,しょうもないギャグをやるというのが売り.この巻ではそれに加え,半分くらいのページがジオラママンガになってる.すごい手のかかりようにあきれる.
  • 山川直人「ナルミさん愛してる その他の短編」読了.連載ものの「ナルミさん愛してる」と3つの短編からなる作品集.「ナルミさん…」は一人暮らしのOL,ナルミさんの日常を,彼女が大事にしてるぬいぐるみ,ドミノの視点で描いたもの.ぬいぐるみの視点というのがミソ.各話4ページと短めだが35話もある.これが連載されたのはヤングコミックらしいが,あなどれない雑誌だ.その他の短編ももちろん面白かった.

2007-05-07

GW明け

長期連休明けの憂鬱な1日だったが,天気は良かった.連休中には,藤野先生が紫綬褒章をお受けになるというおめでたい出来事があった.一方で今日は,吉田先生がお亡くなりになったという知らせを受けてびっくりした.ご冥福をお祈りします.

Googleのパーソナライズドホームページで背景のテーマを選べるようになった.いくつかある中から,淡い色合いのシティを使うことにした.時間によって色調が変化する.いい感じ.

  • 「ピタゴラ装置 DVDブック2」.やっぱり買っちゃいました.59番の「3段跳び」が気に入った.この59番には,ボール1個が走るバージョンと3個の別バージョンがある.歌つきの41番も良かったが,本編より試作段階の方がギミック的には好き.
  • 紅玉いづき「ミミズクと夜の王」読了.死にたがりの女の子ミミズクと,人間嫌いの魔物の王の話.基本的にはおとぎ話なんだけど,細かい描写がしっかりしてて読みごたえがある.ベタな泣ける話だが,奇をてらわない初々しい文章が感動を呼ぶ,いい物語だと思う.天然のミミズクと夜の森で月の瞳を輝かせる魔物の王は,キャラとしては「綿の国星」のちび猫とラフィエルのイメージに近いかな.

2007-05-13

いい天気

昨日は嫁さんと万博跡地の公園に行った.だだっ広くてごみごみしてないのはいいんだけど,大味で細かいところまで管理が行き届いてない感じ.遊歩道のツツジがやせ細ってたりとか.緑が少なくて,夏行ったら熱中症になりそう.

  • 有川浩「図書館戦争」読了.図書館で予約をして借りた本.作者名は「ひろし」ではなく「ひろ」らしい.悪書狩りを行うメディア良化委員会と,あらゆる本を保護せんとする図書館との武装闘争が一般化した,架空の日本.武蔵野の図書館に赴任した新米防衛員,笠原郁の訓練生活をコミカルに描く.図書館と軍隊生活のミスマッチな組み合わせが面白くて,楽しく読んだ.ただ,キャラの心理描写があまりに整然としてて,つくりものっぽく感じられたのがちょっと残念.
  • ナンシー関「ナンシー関大全」.図書館で借りてきた.多くは再録なので,読んだことのなさそうなものだけ拾い読みした.大判の版画や原版の写真のほか,在りし日の彼女の写真がいくつか掲載されていた.確かに太りすぎだ.

2007-05-20

さわやかな天気

昨日,今日連続でカルボナーラを作った.フライパンのみを使うはなまる式にしようかとも考えたんだけど,普通に作ってもそんなに手間じゃなさそうなので,普通に作ることにする.昨日は生クリームと卵を先に混ぜてしまった上,パスタのゆで時間を間違え,いまいちな出来だった.それで今日,リベンジのつもりで再度挑戦.今日のは逆に卵にちょっと火を通しすぎたかも.でも,おいしかった.

熱田のカーマでパキラとベンジャミンの苗を買ってきた.余ってた7号鉢に植えかえられる4号鉢程度のベンジャミンを最初探したんだけど,水栽培用のごく小さい苗しかなかった.しょうがないのでそれを買い,7号鉢植えかえ用にはパキラを買った.帰って嫁さんとベランダで植えかえ作業をした.土いじりはやっぱり楽しい.

  • 「電脳コイル」1,2話.昔から好きなアニメーター,磯光雄の初監督作品.NHK教育,土曜6時30分から放送.1話は初回放送を見過ごして,再放送で観た.昨日が第2話.電脳空間と現実の空間がごっちゃになったような,古い町に越してきた女の子の話.ストーリーはまだまだこれからという感じだけど,期待できそう.

2007-05-27

天気はいいけど黄砂がひどい

昨日は嫁さんと知立に出かけた.かきつばた園と知立神社.かきつばた園ではちょうどかきつばたまつりの最終日.昼間から出店が店じまいしてて,やな感じ.花もちょっと時期が遅かった.知立神社には立派な多宝堂と花しょうぶ園があった.花しょうぶは逆に,ちょっと時期が早かった.

ここのところ,晩酌はもっぱら鹿児島の芋焼酎「小鹿 本にごり」.深酒しても全く二日酔いしない,いい酒.おかげで酒の量が増えた.

  • 米澤穂信「ボトルネック」読了.図書館で予約した本.自分が生まれなかったパラレルワールドに飛ばされた男の子の話.「星空のむこうの国」にちょっと設定が似てるかな.これも青春ものではあるんだけど,恋愛要素はほどんどなく,元の世界では死んでしまった女の子をめぐるミステリー要素が一番の読みどころという感じ.面白く読んだが,後味悪し.
  • 安彦良和「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」15巻読了.まるまる1巻,ミハルの話.よく覚えてないけど,ほとんど原作どおりかな.カイ大活躍.
  • 中崎タツヤ「じみへん 中濃」読了.9巻目.このマンガも地味に長く続いてるなあ.小さい女の子が父親と問答をするシリーズが好き.
  • 「電脳コイル」3話.サブタイトルは「優子と勇子」.もう一人の「ユウコ」,勇子登場の巻.2つの鍵穴を持つ暗号屋.そういえば,優子も前に鍵穴のことを話してたな.そこら辺が一つの鍵か.それにしても,派手さはないけどよく動いてる.このまま息切れせずに続いてくれるといいなあ.

2007-06-03

曇り空

もう6月だ.今月はフレッシュマンセミナーがある.9月の公開講座の準備もあるから,早めにとりかかろう.

  • 「電脳コイル」4話.サブタイトルは「大黒市黒客クラブ」.いたずら者のダイチ率いる黒客(ヘイクーと読む.ハッカーのこと)クラブ,コイル電脳探偵局(ヤサコとフミエ),イサコの三つどもえの電脳合戦を描く.イサコはキーボードや札を使わずとも思考(目?)だけでハッキングができる凄腕.集団で戦いを仕掛ける黒客クラブを難なく返り討ちにする.フミエは2者の戦いに乗じて,イサコのデータの断片を盗み出すことに成功.それを見たヤサコは驚きの声を上げる.コミカルながら緊迫感のあるバトルが熱い,見どころいっぱいの回だった.イサコかっこいいなあ.少佐か?
  • 今野諸雪「マリア様がみてる」読了.お嬢様学校を舞台とした人気シリーズもの.平凡な1年生の祐巳は突然,憧れの「紅薔薇のつぼみ(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン)」の妹(プティ・スール)に指名される.「紅薔薇」のほか,「白薔薇(ロサ・ギガンティア)」とか「黄薔薇(ロサ・フェティダ)」とかも出てくる.最初からハッピーエンドが約束されている,正統派の少女小説だが,すごく面白い.変に奇をてらったものよりずっといいと思う.
  • 桐生祐狩「夏の滴」読了.第8回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作.「バトル・ロワイアル」と似通っているというブログの記事を読んで,図書館で借りてみた本.「伝統工芸博覧会」の大失敗により借金だらけとなった田舎町が舞台.小学4年の真介ら3人は,町から突然になくなった友達を捜すため,皆に内緒で上京しようとするが….身勝手な大人に子供が食い物にされる話.肝心の,子供がどう食い物になるのかがあまりに突拍子もなくて,あんまり怖く感じなかった.子供たちの手で少しずつ真相が明らかにされていく過程はすごく面白かったんだけど.それと,いじめられっ子八重垣の存在が最後まで不可解.
  • 今野諸雪「マリア様がみてる 黄薔薇革命」読了.シリーズ第2弾.黄薔薇のつぼみ(ロサ・フェティダ・アン・ブゥトン)の支倉 令とその妹(プティ・スール)の島津由乃は今年度のベスト・スール賞に選ばれた.しかしその後突然,由乃はロザリオを令に返上.二人は姉妹関係を解消することに.思わず続編を買ってしまいました.そんなたいしたことが起こるわけでもないのに,やっぱり面白い.職人技.

2007-06-06

新緑の季節

JABEEの資料を作る.昨日の夜は,名古屋港の方向で花火大会をやってるのが見えた.こないだ買ったパキラからは新芽が勢いよく伸びてきている.

  • 福本伸行「賭博堕天録カイジ」10巻読了.裏切り者の三好と前田を敵の社長側に引き上げさせ,ガチンコ勝負に.前田らは社長を手助けしようとするが,当の社長は彼らを信頼しようとしない.そんな状況での社長とカイジの心理戦.それを高みの見物で楽しむ坊ちゃんという構図.次は社長のターンというところで次巻.

2007-06-07

今日もいい天気

午前中は,月曜のJABEE WGに向けての打ち合わせ.午後は院の授業.集計のため,4,5月分の卒研日誌をいったん回収した.

  • 諸星大二郎「私家版魚類図譜」読了.魚をテーマとした連作短編集.鳥がテーマの「私家版鳥類図譜」と対になっている.ここのところ作者のペンタッチの衰えが気になっていたが,やっぱりこの本もへろへろ.内容的にもいまいちだった.

2007-06-08

雷雨

夕方から雨が降り出した.暗くなってからは雷も鳴り出して,激しく降っている.

  • 今野諸雪「マリア様がみてる いばらの森」読了.シリーズ第3弾.今回は白薔薇が中心の話.祐巳たちの学園をモデルにしたと思われる自伝的小説が出版された.その作者が実は白薔薇という噂が立ち,祐巳たちは真相の究明に乗り出すが….この本編のほか,短編「白き花びら」を収録.こちらは,本編では語られなかった,白薔薇こと佐藤 聖と久保 栞をめぐる物語を聖の語りでつづったもの.できれば志摩子を見いだすところまで見てみたかったが,それはまた別の機会にということか.

2007-06-10

雨のち晴れ

ようやく天気がよくなってきた.今週は外の委員会が続く.忙しい一週間になりそうだ.週末には工大祭.

  • 「電脳コイル」5話.サブタイトルは「メタバグ争奪バスツアー」.あはは.黒客クラブはイサコにあっさり乗っ取られてしまいました.コイル側では会員番号5のハラケンが初登場.見た目地味だがサッチーをいきなり手なずける荒技を披露.謎の覆面ライダーも登場.なんだか世界観がよく分からなくなってきた.現実空間に付加情報として電脳空間をかぶせたような世界かと思ってたんだけど,電脳空間は現実空間に物理的な影響を及ぼすのか?
  • 今野諸雪「マリア様がみてる ロサ・カニーナ」読了.シリーズ第4弾.3学期になり,来年度の生徒会役員を決める選挙が行われることとなった.3薔薇のつぼみのほかに,今回は「ロサ・カニーナ」と呼ばれる第4の候補が現れて一騒動となる.ただ,当のロサ・カニーナこと蟹名 静の影は薄く,どちらかというと,彼女を巡る騒動を通じて白薔薇と志摩子を書きたかったという感じ.祐巳らが正月に祥子の家で「合宿」をする番外編「長き夜の」も同時収録.こちらでも白薔薇が大活躍.

2007-06-14

梅雨入り

昨日は中部支部.明日は名高速.セミナーの準備や査読もある.忙しい.

  • 今野諸雪「マリア様がみてる ウァレンティーヌスの贈り物(前編)」読了.バレンタイン・デーをテーマにしたオムニバス形式2冊組の前編.メインは,ブゥトンとの半日デートをかけた宝探し大会を描いた「びっくりチョコレート」.宝探し大会については終結するが,話としてはまだ続きがあるという感じ.消えた祥子のカードの件もあるし.それにしても,白薔薇は体のいいお助けキャラになってるな.令が贈ったバレンタインのケーキをめぐる掌編「黄薔薇交錯」も収録.
  • 二ノ宮知子「のだめカンタービレ」18巻読了.千秋の引っ越しとのだめのサロン・コンサートがメイン.千秋はのだめのコンサートに向かう途中にヴィエラ先生と再会.コンサートをすっぽかしてしまう.脇役のフランクやルイもがんばってた.今後が楽しみ.あと,テルミンのヤドヴィ.

2007-06-17

蒸し暑い

晴れるのはいいんだけど,湿度もあって蒸し暑い.明日は博多行き.

  • 今野諸雪「マリア様がみてる ウァレンティーヌスの贈り物(後編)」読了.メインは「ファースト デート トライアングル」.宝探し大会のご褒美である,ブゥトンとのデートが行われる日曜日.つぼみたち3組とそれを追いかける新聞部や由乃をめぐるドタバタが描かれる.消えた祥子のカードの謎解き編「紅いカード」,紅薔薇のバレンタイン・デーを描いた「紅薔薇さま,人生最良の日」の2編も収録.
  • 「電脳コイル」6話.サブタイトルは「赤いオートマトン」.サッチーとハラケンの関係を調査するフミエとヤサコ.フミエはかつて,サッチーにペットを殺されたことがあるらしい.ハラケンに力を与えていたのは彼のおばさん.前回も登場した,謎のライダーがそのおばさんだった.ハラケンのことを溺愛しているようだ.彼女は市の非常勤職員でサッチーの管理をしているようなのだが,実は彼女の上司がヤサコの父親.
  • 上橋菜穂子「精霊の守り人」読了.架空の世界を舞台としたファンタジーもの.30歳の女用心棒バルサは,新ヨゴ皇国の第2皇子チャグムを母親から託される.チャグムには何か恐ろしいものが宿っており,それを疎んじる皇帝の刺客に命を狙われていたのだ.彼をかくまいながらバルサたちは,チャグムに宿る精霊をめぐる皇国の建国の秘密を明らかにしていく.著者は文化人類学者らしく,「マッドメン」ばりの伝奇的世界観を構築し,生き生きと描き出している.文庫化され次第,続きも読もう.「指輪物語」や「ゲド戦記」にも手を出してみようかな.

2007-06-20

疲れた

博多から帰還.疲れたが,一安心.明日からは大忙し.

  • ナンシー関「ナンシー関の記憶スケッチアカデミー2」読了.与えられたお題を記憶のみで描く「記憶スケッチ」の第2弾.寄せられたスケッチに,ナンシー関が添えているコメントがすごく面白い.連載途中で作者が亡くなったため,「天狗」のお題についてはいとうせいこうらが選評している.他人任せのパソコン生活,「ナンシー関の赤パソコン青パソコン」も収録.
  • 上橋菜穂子「弧笛のかなた」読了.日本を舞台にした伝奇もの.いやー,面白い.読み終わってすぐ,頭から全編読み返してしまった.お気に入りの作家が一人増えた.「守り人」シリーズの文庫化を楽しみに待とう.関連図書ということで,とりあえず「指輪物語」と「ゲド戦記」の1巻を買ってみた.

2007-06-24

雨だけど蒸し暑い

先週はセミナーの準備が大変だった.明日の実習はどうなるかな.

  • アーシュラ・ル=グウィン「ゲド戦記1 影との戦い」読了.アースシーという多島海世界を舞台としたファンタジー.偉大な魔法使い,ゲドの生涯を綴った英雄譚,しかも青年時代までの若いゲドを描いている1作目なのに,いきなり暗い.ゲド呪われっぱなし.描写も淡々としていて,寒々しい風景に支配されている感じ.
  • 「電脳コイル」7話.サブタイトルは「出動!コイル探偵局」.メガばあに招集されたフミエとヤサコは電脳ペットの捜索を依頼される.メタバグの何倍もの価値のあるキラバグが手に入ると知って,二人は依頼を引き受ける.二人はペットを追って,とある廃工場に足を踏み入れるが,そこにはイサコがイリーガルを捕獲する罠を仕掛けていた.イサコ面白いなあ,説明調の台詞回しはどうにかしてほしいけど.今後少しずつヤサコとも打ち解けていくんだろう.次回8話は「夏祭りそして果たし合い」.
  • 一色まこと「ピアノの森」14巻読了.ショパン・コンクールに出場するため,ワルシャワに渡った海.飲み屋で働きながらレッスンを続ける.コンクール1次予選では,修平が完璧な演奏で喝采を浴びる.しかし,神経過敏気味で先行き不安な状況.阿字野とそっくりの演奏をするパン・ウェイやポーランドの人気ピアニスト,アダムスキ,韓国の双子など,個性豊かなライバルたちを前に,海はどういう演奏をするのか.
  • 貞本義行「新世紀エヴァンゲリオン」11巻読了.「最後のシ者」に相当する巻.あと,1,2巻というところか.マンガ版もこのままぐだぐだで終わるのか.

2007-07-01

もう7月

もう7月.早いなあ.今週でセミナーも終了.来週は学会で仙台へ.

夢幻の砂時計が26日に届いた.ペン操作が新鮮ですごく面白い.現在,2つめの鋼まで手に入れたところ.これから北東エリアの地図探し.

  • 山本英夫「ホムンクルス」8巻読了.伊藤との対決.伊藤のホムンクルスは父の形の水槽にいる小さなグッピー.名越はその正体を暴けるか.
  • J.R.R.トールキン「指輪物語1 旅の仲間(上1)」読了.文庫で7巻あるうちの最初の1巻.ホビットのフロドが,冥王サウロンの指輪を携えて旅を始めるまでを描いている.物語は非常にゆっくりしているが,読んでて楽しい.ホビットの生態やフロドたちの性格,それに彼らを取り巻く世界を非常に細かく生き生きと描写しているからだな.「ゲド戦記」の物語が抽象的なのとは対照的.
  • 「電脳コイル」8話.サブタイトルは「夏祭りそして果たし合い」.夏祭りの日.ダイチたちはイサコの命令でフミエたちに果たし合いを申し込むことになるが….ダイチのフミエに対する複雑な(でもないか)感情や夏祭りの夜店の風景など,懐かしい感じのいい話.果たし合いの顛末は来週に持ち越し.ハラケンの友達,カンナの事故死をめぐる謎とイリーガルとの関連など,まだまだこれから盛り上がっていきそうだ.
  • アーシュラ・ル=グウィン「ゲド戦記2 こわれた腕輪」読了.図書館で借りた.アチュアンの墓所を守る大巫女として育てられたテナー.エレス・アクベの腕輪の半分を求めて墓所に忍び込んだゲドと出会い,彼女はアチュアンを去ることになる.まあ,自立するということなんだろう.面白くないわけではないんだけど,なんかやっぱり感情移入しにくい感じ.

2007-07-08

涼しい休日

九州は大雨で大変.でも,名古屋のこの週末は涼しくて過ごしやすかった.湿気もそんなに感じなかったし.

夢幻の砂時計,終了.短めだったけど楽しかった.インターフェースをうまく活用した秀逸な作品と感じた.来週はDQSか.

  • 武富健治「鈴木先生」3巻読了.苦悩する中学教師の話.優等生小川をめぐる騒動は続く.追いつめられた小川はこの巻の終盤でとうとう大爆発.鈴木先生はそんな小川を心配しつつも,小川が叫んだ言葉に「逝ってもいい」と,ますます萌えまくるのであった.
  • 「電脳コイル」9話.サブタイトルは「あっちのミチコさん」.夏祭りの翌日.生物部の合宿の夜に果たし合いが行われることに.果たし合いは学校内での肝試し.それを隠れ蓑に,イサコはイリーガル「ミチコ」と接触,その取り込みに成功した.怪談話の「ミチコさん」はイリーガルの謎やカンナの事件とも関連がある.そして,ヤサコもそうした謎と無関係ではなさそうだ.次回は「カンナの日記」.
  • アーシュラ・ル=グウィン「ゲド戦記3 さいはての島へ」読了.図書館で借りた.アースシーから魔法の力が消えつつあった.この災厄を解決すべく,ゲドはエンラッドの王子アレンとともに冒険の旅に出る.これまでの話に比べると,竜も登場するなどファンタジーらしい話になっているが,やっぱり暗くて陰鬱.今後は,つげ義春でも読むつもりで読み進めようと思う.

2007-07-11

帰還

仙台より帰還.学生さんの発表はばっちり.昨日は再会を祝して牛タンの店で飲んだ.厚切りの牛タン焼きやあっさり味のスープなどがおいしくて,ついつい飲み過ぎてしまった.

  • アーシュラ・ル=グウィン「ゲド戦記 最後の書 帰還」読了.図書館で借りた4巻目.3巻の冒険から故郷のゴント島に帰ってきたゲド.しかし彼は魔法の力をすべて失っていた.主人公のゲドがただのおっさんになってしまったので,物語はますます地味に.ストーリーを引っ張るのはもっぱら,農家の後家として再登場したテナー.ほとんど「女の幸せ」をテーマにした後家さん奮戦記になっている.それから,シリーズ完結編「最後の書」にしては,虐げられ少女テルーをめぐる「落ち」が唐突な感じ.結局5巻目も出版されている.

2007-07-14

台風接近

台風4号が接近している.今九州付近.明日午後には東海地方を通り抜ける模様.

  • アーシュラ・ル=グウィン「ゲド戦記5 アースシーの風」読了.図書館で借りた.今度こそ完結編.タオン島のまじない師ハンノキは死んだ妻に呼び出される悪夢に苦しんでいた.一方,アースシーの西の島々ではこれまでなかった竜の襲撃が頻発していた.こうした問題が解決され,ハブナーとカルガド,ローク学院間に相互理解も生まれての大団円.きっちり物語は完結したんだけど,それに至るストーリー運びは平坦で,キャラクターには共感できなかった.特にテナー.彼女は作者の分身なのだろうけど,あまりに理性的で正しい判断しかしないので,物語が全く意外性のないものになってしまっている.
  • 甲斐谷忍「LIAR GAME」1,2巻読了.馬鹿正直な女子大生の神崎直が,1億円を奪い合うゲームに巻き込まれるという話.ほとんど「カイジ」と同じ構造の心理戦もの.ゲームに関して直は全くの無力で,戦うのはもっぱら元詐欺師の秋山深一.2巻まではほとんど無敵.ただ,心理戦そのものの描写が「カイジ」に比べるとすごく薄いので,ゲームの内容を特徴のあるものにするか,物語のパターンを変えるかしないとこの先ちょっとつらいかなという感じ.
  • ニコニコ動画:【かっぱ巻き】 にとりの唄(萌).耳について離れない,いわゆる電波ソング.「東方風神録」3面のボス,河城にとりのテーマ曲「芥川龍之介の河童」に歌詞をつけたもの.カッパ巻きが食べたくなる.

2007-07-15

台風一過

朝起きたら雨はもう上がっていた.天気はだんだんよくなってきている.でも風はかなり強い一日だった.

  • 上橋菜穂子「闇の守り人」読了.「守り人」シリーズ第2弾.ヨゴでの冒険を終えた後,バルサは養父ジグロと自分の過去について心の整理をするため,25年ぶりに故郷のカンバルに帰ってきた.しかしそこでも,大きなトラブルに巻き込まれることになる.山の守り神「山の王」とそれを守る闇の守り人,ヒョウル.「山の王」から数年に一度もたらされる恵み,ルイシャ(青光石)といった伝奇的要素と,ジグロたちが巻き込まれたカンバル王家の陰謀とが鮮やかに絡み合う傑作.ログサム王の放つ刺客をジグロが退け続けたことが,実はカンバルを危機に陥れていたというくだりにはうならされた.3巻の文庫化は来春とのこと.えー,遠いよ.
  • 「電脳コイル」10話.サブタイトルは「カンナの日記」.果たし合いの翌日.ヤサコ,ハラケン,フミエの3人はカンナの足跡をたどり,路地裏に隠された手紙からカンナの日記を発見する.今回はしんみりしたいい話.4423という数字とヤサコとのつながりやイサコの目的も明らかにされつつある.イサコは兄(あるいは従兄)を取り戻そうとしているようだ.それが4423かな? 次回は「沈没!大黒市」.
  • C.S.ルイス「ナルニア国ものがたり1 ライオンと魔女」読了.図書館で借りた.書架を探しても見つからないので検索したら,児童書のエリアにあることがわかった.全7巻の1巻目.ルーシィたち4人の兄弟姉妹は,疎開先の館の衣装ダンスから別世界ナルニア国へと旅立つ.ナルニア国を魔法で常冬にしている悪い魔女を,ライオン王アスランとともに倒すというあらすじ.単純な物語だが,アスランですら逆らうことができない太古からの魔法があるなど,スケールの大きさを感じさせる.笑ったのが,ある巨人の名前「ごろごろ八郎太」.なんで和風名?

2007-07-20

ついてない

このところ受難続きだ.月曜から夏風邪で寝込むし,自宅の漏電ブレーカーは落ちまくるし.その上,到着予定日を5日過ぎてるのに,DGSが未だ届かない.

  • J.R.R.トールキン「ホビットの冒険」読了.図書館で借りた上下巻もの.ホビットのビルボが,13人のドワーフと冒険の旅に出かけ,帰ってくる話.旅の目的は,竜のスマウグに奪われたドワーフの洞窟と財宝を奪い返すこと.最後はドワーフ,人間,エルフ,ゴブリン入り乱れての合戦となる.正統派ファンタジーという感じで,とても楽しく読めた.

2007-07-22

おおむね解決

問題はおおむね解決した.風邪はほぼ治ったし,漏電ブレーカーも交換してから落ちてない.DQSもやっと届いた.現在4話目に入ったところ.ちょっとこなれてないところも見受けられるけど,楽しい.

  • 「電脳コイル」11話.サブタイトルは「沈没!大黒市」.ダイチが拾ったイリーガルの魚が巨大化して,大騒ぎになる.これまでの一連のストーリーからちょっとはずれた,番外編的な1話完結もの.身の回りに四角い形に水をまとったイリーガル魚の姿が涼しげで,また,その動きの表現も楽しかった.前々回登場の新キャラも探偵局員? 次回「ダイチ、発毛ス」.ダイチ,懲りずにまた大騒ぎか.
  • ニコニコ動画:アイドルマスター Perfume パーフェクトスター・パーフェクトスタイル PV風.3人組テクノポップアイドルユニット Perfumeの曲に,アイドル育成シミュレーションゲーム「THE IDOLM@STER」の映像をつけたもの.無機質的なテクノポップには,本人たちの実写のPVよりこっちの映像の方がふさわしい感じがする.

2007-07-24

暑い

昨日,今日と暑い日が続いている.梅雨明けはまだのようだが,空はもうすっかり夏らしくなった.太陽の光に圧力を感じる.焦げそう.

  • 福本伸行「アカギ」20巻読了.勝負に行けば勝ってたところを,部下たちにそそのかされ安全策に走って,ツキをなくす鷲巣.圧倒的に不利な状況ながら,流れを読み追撃体制を整えるアカギ.残りあと4局.
  • 井上雄彦「バガボンド」26巻読了.武蔵は,吉岡一門70人相手に戦いを挑む.1巻まるまる戦いっぱなし.最後まで温存するはずだった吉岡側の大将,植田が初っぱなにやられてしまって,早くも勝負ありという感じ.
  • 甲斐谷忍「LIAR GAME」3巻読了.弁護士にそそのかされ,敗者復活戦に参加してしまう直.案の定早々にだまされて絶望的な状況に陥るが,深一が助っ人に入り盛り返す.勝負のあと直は,「参加者全員が正直であることが,ライアーゲームの必勝法」と説くが,これが今後の戦いにどう生かされるかだな.
  • 岩明均「ヒストリエ」4巻読了.古代ギリシャ時代の才人エウメネスの生涯を描くマンガ.長い回想が終わって,やっとアリストテレスと出会う1巻の時点に戻った.表紙を飾るバルシネが今後どう絡んでくるかが楽しみだな.
  • 伊藤智義「スーパーコンピューターを20万円で創る」読了.天体シミュレーションのためのスパコンを手作りした研究者たちを描くノンフィクション.著者自身がそのスパコンのハードウェアを作り上げた本人.紆余曲折の学生生活や意外とすんなりスパコンができてしまったくだりなど,面白く読んだ.著者は,ノンフィクションマンガ「栄光なき天才たち」の原作者でもある.才人だ.

2007-07-29

梅雨明け

この辺も梅雨明けしたようだ.今日もよく晴れて暑かった.でも,暑い中散歩(投票)に出かけるのも結構楽しい.クーラーを入れた部屋に閉じこもるよりはいいな.

一応魔王退治も終了.でもおまけ要素があるので,もう少し遊べそう.リモコンを振り回してると結構いい運動にもなる.楽しい.

  • ひろゆき(西村博之)「2チャンネルはなぜつぶれないのか?」読了.2ちゃんねる管理人のインタビューや対談をまとめたもの.対談の相手は「ウェブ進化論」と並ぶ新書「グーグル Google」を書いた佐々木俊尚と「404 Blog Not Found」の子飼弾.面白く読んだ.身も蓋もない率直さが素敵.2ちゃんねるにしろニコニコ動画にしろ,必ずしも商売になるとは限らないけど,面白いからやるという姿勢が共感を生んでると思う.
  • 「電脳コイル」12話.サブタイトルは「ダイチ、発毛ス」.これも番外編.ダイチと京子を発端にして,町中の人々にひげが生える話.実はそのひげは超小型のイリーガルで,しかもそれが瞬く間に文明化して核戦争に至るというシュールな展開.ミニ文明の神様になる話は藤子不二雄のマンガを彷彿とさせる.次回「最後の首長竜」.ドラえもんか?
  • ニコニコ動画:アイドルマスター 「チョコレイト・ディスコ」 Perfume.Perfume+アイドルマスター 第2弾.シンプルなメロディとリフレインの多用のため,「パーフェクトスター…」より中毒性が強い.アレンジの違うRemix版そのループ仕様版 もいい.

2007-08-05

もう8月

今月,来月はいろいろと忙しそう.まずはJABEEの宿題を早めに片付けよう.

魔王退治は一段落.図書館で借りた,舞城王太郎の「みんな元気」を読んでたんだけど,訳わかんなくてとりあえず中断.軽い青春ものが読みたいかなという感じで米澤穂信の小説を読み返した.

  • 米澤穂信「春季限定いちごタルト事件」再読.小市民を目指す高校生コンビ,小鳩常悟朗と小佐内ゆきを主人公にした青春ミステリーもの.語り手の小鳩が探偵役.子供の頃から謎解きが得意なんだけど,よけいなことにまで首をつっこんで不興を買ってしまいがちな性格.それを矯正するため,恋愛関係でも依存関係でもない互恵関係を小佐内と取り結んでいる.この微妙な関係が面白い.後半の「いちごタルト事件」を扱った連作では,小佐内が小市民を目指す理由,彼女が封印してきた意外な一面が明らかとなる.そのギャップがすごく楽しい.
  • 米澤穂信「夏期限定トロピカルパフェ事件」再読.小市民シリーズ第2弾.今回は全6章からなる長編ものとなっている.小鳩の視点で描かれる各章はそれぞれ,独立した短編としても読める.しかしその裏では,一つの大きな事件が進行しているという見事な構成.この事件で小鳩と小佐内の関係にひびが入る.その後二人がどうなるかについては,次回作のお楽しみ.
  • 米澤穂信「氷菓」再読.連作短編形式の学園ミステリーもので,作者のデビュー作.高校に進学した折木奉太郎は姉の勧めで,部員のいない廃部寸前の古典部に入部する.その古典部には好奇心の塊,千反田えるも入部し,彼女の「気になります」の一言で,奉太郎は学園内のさまざまな謎にかかわる羽目になる.最終的には,古典部の文集「氷菓」と千反田の叔父にまつわる事件の真相を解き明かす.古典部員となった4名のキャラはきちんと立っており,青春ものとしても楽しい.
  • 米澤穂信「愚者のエンドロール」再読.文化祭の出し物として作られた未完成のビデオ映画の謎に挑む,古典部シリーズ第2弾.映画の内容は廃墟の建物を舞台とした密室殺人事件.映画は殺人が起こったところで終わっており,犯人もトリックも分からない.その映画の結末探しが古典部に託される.折木の推理を元に映画は無事完成するが….女帝の言葉にそそのかされて珍しく張り切る折木がほほえましい.
  • 「電脳コイル」13話.サブタイトルは「最後の首長竜」.カンナの調査を続けていたヤサコとハラケンは,ある空き地でデンパと出会う.デンパは誰にも内緒で首長竜型のイリーガルを飼っていたのだ.しかし,その空き地ではビルの工事が始まることになっており,イリーガルはこのままでは生きていけない.そこで,別の場所に移動させることにしたが….しんみりするいい話.ハラケンのおばさん,高校生だったのか.次回は総集編みたい.

2007-08-12

連日猛暑

暑い日が続いている.テレビでは連日,どこそこで最高気温が何度であったとか,熱中症で何人亡くなったとかのニュースが報道されている.でもうちでは,今日の日中は結構風があって,エアコンがなくてもしのげる程度に涼しかった.

JABEEの宿題はとりあえず片づいた.今週中には授業の成績づけを終えて,来週あたり夏休みをとろうかな.

図書館で借りてた本,返すの忘れた.明日ポストに返しておこう.

  • 荒川弘「鋼の錬金術師」17巻読了.怠惰の人(スロウス)がまじめに穴掘りして(?)築いた国内を一周するトンネルと,各地で起きた軍がらみの事件との関連を示す構図が次第に明らかになっていく.しかし,エルリック兄弟は幼馴染を人質に取られて思うように動けない状況.さあどうする.トンネル内での惨劇の描写が「ヘルシング」にちょっと似てた.
  • 小田扉「団地ともお」10巻読了.すっかりマンネリの域に達してるが,後半は結構面白かった.ボクシングの話とか,鉄道マニアの話とか.
  • 伊藤明弘「ジオブリーダーズ」13巻読了.すっかり訳分かんなくなってたので,1巻から読み返してみたら思いのほか面白かった.13巻では神楽総合警備が始まったとされる離島に舞台が移り,今後いろんな謎が明かされそうな雰囲気.入江の後ろ盾となっている菊島雄麻は現在の神楽社長,菊島雄佳の姉.雄麻は先代の神楽にいた梨佳と同一人物?
  • 福岡伸一「生物と無生物のあいだ」読了.楽しく読んだ.この本の主題はプロローグにすべて書かれている.生物の本質は「自己複製」と「動的平衡」であるということ.著者自身の研究テーマである細胞膜についてもかなりのページが割かれているが,研究途上の段階のためかあまりまとまりがない.ともあれ,ワトソンやクリックによるDNA構造の解明の裏にロザリンド・フランクリンという不遇の研究者がいたことなど,第一線の研究者でもある著者の経験を踏まえた臨場感あふれる描写は読み応えがあった.

2007-08-18

やっぱり暑い

まだまだ暑い日は続く.たまには雨でも降ってくれよと思う.

荒れ果てた公園に花を植える仕事を始めた.昨日から始めて,33日目の432本.順調すぎてすぐ終わっちゃいそう.

  • 森見登美彦「太陽の塔」読了.「夜は短し歩けよ乙女」が読みたくて図書館に予約したんだけど,私の前に50人近く待ってる人がいるらしい.1年以上待たないと読めそうにないので,文庫で出てた本書を買った.やせ我慢と妄想力で硬派を貫く京大生たちをユーモラスに描く.大学生ってこんな感じだよなあと,自分の学生時代を思い起こして思う.

2007-08-22

夏休み

今日から3日間の夏休み.相変わらず暑いが,今日はちょっとだけ雨が降った.

花植えは排気ガス攻略終了.面白かったがシナリオ短すぎ.花は1600本を超えてあまりやることもないが,もうちょっとだけ続けてみようと思う.

  • 山口貴由「シグルイ」9巻読了.仇討ちは伊良子の勝利.藤木は敗れて片腕を失う.伊良子の足の傷はまだない状態.助太刀に入って大暴れの権左に伊良子が対峙して次巻.それにしても短編の原作からの膨らませ方がすごい.あの落ちをどう描くのか,今から楽しみ.

2007-08-24

夏休み3日目

ROF買っちゃいました.現在ナッシュが仲間になったあたりだけど,すごく面白い.この休み中は十分楽しめそう.

  • 南條範夫「駿河城御前試合」再読.「シグルイ」の原作本.といっても,御前試合は11番あり,現在「シグルイ」で描かれている藤木対伊良子の物語は,原作ではわずか35ページの第1番「無明逆流れ」分に過ぎない.この原作本では11番の御前試合すべてが描かれているが,もうころころと人が死んでいく.試合に勝ち残った出場者も最終的には全員死ぬという,念の入れ方.残酷というよりシニカルな滑稽ものという感じ.
  • 山田芳裕「へうげもの」5巻読了.天下人となりつつある秀吉の下,数寄道を突っ走る古田織部の物語.敵対する秋月家の娘を篭絡するなど,趣味を生かして(?)武勲も挙げるしたたかさも楽しい.織部の聚楽第屋敷(とそれを見た利休の顔)には笑った.あと,ヘチカンもいい新キャラ.

2007-09-02

とうとう9月

やっと涼しくなってきた.来週は年講で広島.再来週は公開講座がある.急いで準備しよう.

ROF3周目に入った.やめ時が見つからない.

  • 「電脳コイル」14話.サブタイトルは「いきものの記録」.総集編だった.でも後半にちょっとネタ振りもあり,次回からは久々に物語が動き出しそう.
  • 森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」読了.図書館に予約してた本.意外と早く手に入った.天真爛漫な女子大生「彼女」に一目ぼれして悪戦苦闘する「先輩」の話.舞台や「先輩」のキャラ造形はほとんど「太陽の塔」と同一なのだが,「彼女」の存在によって数段グレードアップした楽しい物語になっている.特に,文化祭を描いた第3章が好み.3階建ての電車にすむ高利貸しの「李白」などのぶっ飛んだキャラや設定も素敵.

2007-09-09

今週は広島

年講と公開講座は何とかなりそうかな.卒論もそろそろエンジンをかけないと.

ROFマルチソロ2周目をクラとセルキーで平行してやってる.これいくらでも続けられるな.

  • ジョン・ヴァーリイ「残像」再読.最もお気に入りのSF作家の第1作品集.久しぶりに読み返した.70年代の古い本だが,今読んでも面白い.こういう,まず読み物として面白いSFを読みたいんだけど,めったにないんだよね.もはやSF読むよりラノベ読んだほうがましって状況だし.
  • 福本伸行「賭博堕天録カイジ」11巻読了.勝負は一進一退のまま流局.仕切りなおして最終戦に突入というところで次巻.
  • 保木邦仁,渡辺明「ボナンザVS勝負脳」読了.最強将棋ソフトとトップ棋士の戦いを描いた本.チェスではもう人間よりコンピュータの方が強いらしいが,将棋は自由度が大きい分人間に分があるらしい.ボナンザの作者は化学者で,将棋の名人というわけではない.しかし,だからこそ強いソフトを作ることができたというのが面白い.コンピュータに本気で挑む渡辺竜王の心意気もかっこいい.
  • 「電脳コイル」15話.サブタイトルは「駅向こうの少年」.買い物の帰り道,道に迷ったヤサコはタケルという少年と出会う.彼とともに,昔4423と出会った神社を探し始めるが….物語が大きく動き出して,いよいよ面白くなってきた.ヤサコは「イマーゴの子供」らしい.そして,死んだカンナも.次回は「イサコの病室」.
  • ニコニコ動画:VOCALOID2 初音ミクに「Ievan Polkka」を歌わせてみた(完成版).話題の音声合成ソフト「初音ミク」にねぎ回し時計の曲を歌わせたもの.FF7のBGMに「おいも~」の詩をあてたもの般若心経を唱えさせたもの もいい.

2007-09-11

広島到着

夕方広島に到着した.ホテルは袋町の近く.ホテルのチラシにあったお好み焼き屋で広島焼きとネギ焼きを食べておなかいっぱいに.腹ごなしに平和大橋から原爆ドームまで元安川に沿って散策した.ほろ酔いでいい気持ち.原爆ドーム近くの石碑では野良猫が3匹毛繕いしてた.市民球場からは威勢のいい太鼓の音が聞こえた.

2007-09-12

全国大会初日

橋梁振動や維持管理,エンジニアリングデザインのセッションを見て歩いた.それにしても,ホテルから会場までがすごく遠い.片道2時間近くかかる.明後日は最初のセッションで発表だから,7時前にはホテルを出なくちゃ.

今日はお好み村に行ってみた.3階のおばちゃんがやってる店で広島焼きととん平焼を食べた.昨日の店よりずっとおいしかった.

2007-09-13

全国大会2日目

橋梁一般のセッションを見た後,特別講演会,全体討論会に参加した.明日は6時起きの予定.大丈夫か?

今日もお好み村に行った.偶然そこで山本先生に会い,ちょっと話した.今日は4階の店で広島焼きとベーコンもやし炒めを食べた.そこの広島焼きの焼き方はちょっと変わってた.普通は生地を焼いてその上に野菜や具をのせてひっくり返し,それを別に炒めた麺の上にのっけるんだけど,その店では,生地に炒めた麺をのせてその上に野菜と具を重ねてた.そんなに味が変わるというわけでもないんだけど,面白かった.

2007-09-14

全国大会3日目

朝一のセッションで発表.その後,景観のセッションを見てから名古屋に帰ることにした.帰り,和久先生と偶然会って,しばらくご一緒した.

  • ジョン・ヴァーリイ「ブルー・シャンペン」再読.ヴァーリイの第3作品集.広島出張の移動時間を利用して読み返した.どれも面白いが,表題作と「PRESS ENTER■」がお気に入り.ウドのコーヒーのように苦い味わい.

2007-09-17

3連休

来週も3連休.でもやるべき仕事が山積みで,のんびりできそうにない.

  • 「電脳コイル」16話.サブタイトルは「イサコの病室」.4423はやはりイサコの兄だった.電脳の体ごと「あちら」に行ってしまい,何年も意識不明となっているようだ.ヤサコと一緒にいたとき,何が起きたのか? それから,病室にいたもう1匹のミゼットは誰のだろう? 次回は「最後の夏休み」.

2007-09-19

秋なのか,夏なのか

コーヒーの木を1日外に出してたら,一部の葉っぱが日焼けして黒焦げになってた.とりあえずその葉っぱは取り除いた.日が傾いてきて直接日光が当たってしまったようだ.秋らしくなってきてはいるけど,日差しはまだまだ厳しいみたい.今日明日は夏日のところが多いみたいだし.

  • ジョン・ヴァーリイ「バービーはなぜ殺される」再読.ヴァーリイの第2作品集.この中では「バガテル」が一番好き.人間が核爆弾になるというモチーフが面白いし,アンナ=ルイーゼ・バッハやバークスンのキャラクターもいい.落ちも素敵.それにしても,創元は「デーモン」をさっさと出せ.

2007-09-23

また3連休

公開講座が無事終わった.一日仕事でしんどかったが,やりがいはあったな.来週は新学期で忙しくなる.JABEEの報告書の仕事もある.

ROFマルチソロ クラVH終了.懲りずにリルティでも始めている.

  • 「電脳コイル」17話.サブタイトルは「最後の夏休み」.盛り上がってまいりました.イサコはヘイクーの手下たちを使って,最後のイリーガル(キラバク)の捕獲に成功.兄救出の準備が整う.しかし,タマコ(ハラケンのおばさん)の執拗な妨害を受け,ピンチ.一方,ヤサコたちも次第に真相へと近づいていく.ハラケンは,ヤサコに対してはカンナの件から手を引くことをほのめかすが,ひとりイサコに接近.取り引きを申し出る.次回は「異界への扉」.
  • 野村美月「”文学少女”と死にたがりの道化」読了.つまんね.

2007-09-29

来週は新学期

やっとJABEE報告書のめどがついた,と思ったら息つく暇なく来週は新学期.講義の準備を急ごう.

ROFマルチソロ リルティ,セルキーともにVH終了.ネットで見たとおり,リルティではチャッピーを分身させないまま倒せて笑った.ユークでも始めてみた.

  • 秋月りす「OL進化論」27巻読了.さすがにマンネリだよなと思って読みながら,そこここで結構笑えるネタがある.職人芸.
  • 小野不由美「月の影 影の海(上)」読了.和製ファンタジーの「十二国記」1巻目を読んでみた.女子高の優等生,陽子は突然現れた男,ケイキによって異世界に連れ去られる.この巻は,異世界に一人置き去りにされた陽子のサバイバル物語.世界観は「守り人」シリーズに比べると浅いし,ストーリー展開も単調な感じはするが,とりあえず下巻までは読んでみようと思う.
  • 「電脳コイル」18話.サブタイトルは「異界への扉」.ついに「あちら」への扉が開く.しかし,タマコの妨害のため扉の位置が不安定となり,イサコが到達する前にハラケンがその中に入ってしまう.ハラケンはそこでカンナと再会するが,ヤサコの声で我に返り現実世界に帰還する.その夜,扉はヤサコの家の中に再び出現,京子が連れ去られる.タマコおばさんかっこいいなあ.ほんとに高校生なの? イサコの電話相手はタマコの仲間の猫目だった.ヤサコにはまだまだ隠された一面がありそう.次回は「黒い訪問者」.
  • ニコニコ動画:【初音ミク】みくみくにしてあげる♪【してやんよ】.音声合成ソフト「初音ミク」にテーマ曲ができたようです.

2007-09-30

免許更新

初めての免許更新に行った.日曜日のせいか混んでたけど,スムーズに事は進んだ.

大食い選手権を見た.三戦目の納豆+ご飯あたりからだけど.最後のラーメン対決は白田と山本の一騎打ち.今季で引退する白田の優勝に終わった.でも,この大会のMVPは,準決勝で敗退した子連れ大食いママの菅原さんだと思う.今後に期待したい.

  • あずまきよひこ「よつばと!」7巻読了.なんかよくわからない幼児,よつばと彼女の周りの人々の物語.ありそでなさそな日常ギャグものなんだけど,すでに確立されてるな,ワールドが.新キャラ「しまう」がいい感じ.後半の牧場ものはどっかで見たような気が.

2007-10-02

新学期

今日は新学期初めての授業,環境都市設計演習のガイダンス.明日はものづくりデザインが始まる.

ROFマルチソロ ユークH半ばまで進んだ.ユーク,シングルでは足手まといだったのに,ソロだとすごく強いな.

  • 小野不由美「月の影 影の海(下)」読了.「十二国記」2巻目.前半はものすごいのんびりペースだったのに,後半に入ってあれよあれよという間に物語が進んで,ちょっと唖然.敵の大物との直接対決がまったくないまま,めでたしめでたしで終わっちゃってるのは何とかならなかったのか.合戦のシーンは見せ場だろうにまるまる飛ばすなよ.まあ,作者はそんなの興味ないんだろうな.でも,読み終わってみると結構面白かった.続きは図書館で借りて読もうかな.

2007-10-06

また三連休

今日からまた三連休なんだけど,明後日はJABEEの読み合わせのため出勤の予定.

ROFマルチソロ ユークVHラスダンに到達.チャッピー,教皇は楽に倒したんだけど,最後がしんどい.

  • 「電脳コイル」19話.サブタイトルは「黒い訪問者」.ヤサコの家に現れ,京子を連れ去ったイリーガルたちは,ヤサコとフミエにも迫る.旧式の電話で何とか連絡がついたメガバアのアドバイスとデンスケの活躍で,何とか京子の電脳体を取り戻すが,イリーガルに囲まれた状況は変わらない.イサコも扉が再び現れる場所を探しているが,どうなる? 京子の電脳体を取り戻すのに使った黒いタグはコイルタグというらしい.ヤサコが昔4423と出会ったのは「あちら」でだったのか? 次回は「カンナとヤサコ」.

2007-10-13

卒研,やっと始動?

木曜に卒研の打ち合わせをやった.テーマも大体決まって,何とかなりそうかな.科研申請の書類も急いで仕上げないと.

ROFマルチソロ ユークVHクリア.さすがに飽きたので終了にしよう.ピクロスとピクピクをちまちま進めることにする.

  • ジョン・ヴァーリイ「ティーターン」再読.ヴァーリイの第2長編にして,「ガイア」シリーズ第1弾.NASAの土星探査船,リングマスターは,土星の衛星軌道上に浮かぶ巨大な車輪形の建造物を発見する.建造物の内部には,ケンタウロスに似た知的生物,ティーターニスらが住む異世界,ガイアが広がっている.ガイアに突然放り込まれたリングマスター船長シロッコらは,ハブにいるというガイアの「神」(というか,ガイア本体)を目指して旅に出る.ヴァーリイの作品としては,どちらかというと中短編の方が好きなのだが,これも久々に読み返すと面白い.「ウィザード」も読み返そうかな.
  • 「電脳コイル」20話.サブタイトルは「カンナとヤサコ」.イリーガルに囲まれたヤサコたちはタマコとメガバアによって救われる.しかし,ハラケンがカンナのめがねを持ったまま行方不明.彼はカンナを求めて「あちら」に行ったようだ.ハラケンを探すためヤサコはタマコに同行.イサコの助けもあってヤサコはハラケンに追いつき,カンナと話を交わす.二人とも何とか生還するが,この事件の裏には世界を崩壊させるような大きな事態が控えていそうな雰囲気.ヤサコたちを襲ったのは原初のイリーガル,「null」.そして,電脳体が離脱する現象が「電脳コイル」と呼ばれるものらしい.次回は「黒いオートマトン」.四角い奴?

2007-10-17

過ごしやすい季節

このところめっきり涼しくなり,過ごしやすくなってきた.科研申請の書類はもう少しというところ.土曜にはまたJABEEの会合があるので,その準備も済ませた.

  • ジョン・ヴァーリイ「ウィザード(上)」再読.「ガイア」シリーズ第2弾の上巻.人類がガイアと遭遇して数十年後.地球人のクリスと魔女団に属する9本指のロビンはそれぞれ,自分の不治の病を癒してもらうためガイアを訪れる.彼らはガイアから,ヒーローとなって戻ってくれば望みをかなえると告げられ,途方にくれる.その後彼らは,ガイアの代行者「ウィザード」となったシロッコとその相棒のギャビーとともにガイアをめぐる旅に出かけることになるが….文句なしに面白い.巨大建造物としてのガイアや不思議な生態を持つティーターニスといった世界観の構築.旅を共にする4名の人間と彼らに随行するティーターニスたちの個性あふれるキャラクター造形.いずれも完璧と言っていいと思う.SFやミステリーにありがちな作り物感がまったく感じられず,小説としての面白さに満ちている.謎だったシロッコの旅の目的も少しずつ明らかになりつつある.下巻が楽しみ.

2007-10-21

少し寒いくらい

涼しいを通り越して,少し寒いくらい.夜はちゃんと布団をかぶらないと風邪を引きそう.昼間日に当たっている分には暖かいんだけど.

  • 「電脳コイル」21話.サブタイトルは「黒いオートマトン」.新学期.ヤサコたちの小学校は駅向こうの小学校と合併した.新校舎は高層ビルのてっぺん.そこでイサコは,駅向こうの少年グループから嫌がらせを受ける.そのバックには病室にいたもう1匹のミゼットが.猫目宗助にも裏切られたイサコは一連の事件の犯人に仕立てあげられ,サッチーよりも強力な黒いオートマトンに追われることとなる.ヤサコはそんな彼女のあとを追うが….いよいよ面白くなってきた.ヤサコの周りでも異変が.次回は「最後のコイル」.
  • ジョン・ヴァーリイ「ウィザード(下)」再読.「ガイア」シリーズ第2弾の下巻.上巻に劣らず面白かった.「ティーターン」はシロッコがウィザードになる話だったけど,「ウィザード」はウィザードのシロッコがデーモンになる話だったのね.シリーズ完結編「デーモン」は84年に出版されているんだけど,日本ではまだ翻訳されていない.創元,何とかしてちょうだい.

2007-10-28

台風一過

台風が去って今日はいい天気.

昨日は嫁さんのご両親が出張(お義父さんが表彰を受けられたそう)がてら来名.一泊して帰られた.たいしたもてなしもできなくてすいません.

  • 米澤穂信「インシテミル」読了.図書館で借りた.「カイジ」風味の「そして誰もいなくなった」.すらすら読めるんだけど,それだけって感じ.いまいち.
  • 「電脳コイル」22話.サブタイトルは「最後のコイル」.怒涛の展開.イサコに追いついたヤサコは二人でヤサコの家に避難.そこで,瀕死のデンスケが実は特殊な電脳ペットであること,その生みの親であるオジジが4423の治療にもかかわった「先生」であることなどが明らかとなる.家の中にも黒サッチーが現れ,京子はデンスケをつれて神社に逃げ込む.それを追うヤサコとイサコ.追い詰められたヤサコは,イサコに倣ってメタタグを自分自身に使い,暗号炉を発動させる.続きが待ち遠しいが,次回は総集編みたい.

2007-11-05

日が短くなった

Konozama発動中.今度から,すぐ欲しいものには「お急ぎ便」を使おう.

  • 「電脳コイル総復習」.総集編.「電脳コイル」では総集編は話数としてカウントしないのね.次回は23話「かなえられた願い」.あと4話.
  • 小野不由美「風の海 迷宮の岸」読了.和製ファンタジー「十二国記」の2作目.図書館で借りた.前作は慶国の王として女子高生が召喚される話だったけど,今回は戴国の麒麟,泰麒として小学生の男の子が召喚される話.時系列的には前作より前.国王を選ぶ麒麟という神獣の生態を細かくシミュレートして,世界観を固めていってる感じ.その上にどんな物語を載せていくのか,もう少し読み進めようと思う.

2007-11-09

5時には真っ暗

依然,Konozama発動中.

  • 小野不由美「東の海神 西の滄海」読了.和製ファンタジー「十二国記」の3作目.図書館で借りた.今回の舞台は雁国.延王も延麒も戦国時代生まれの胎果(何で胎果の話ばっかりなんだろ).話としては「遠山の金さん」.遊び人風の延王,尚隆が地方の反乱をほぼ独力で解決する.ファンタジー過ぎ.

2007-11-11

やっと来た

昨日,約1週間遅れでやっと荷物が届いた.待たされた.少しずつ進めて現在,星30個.

昨日の夕食は,テレビで見た玉ノ井部屋の塩なべ.市販のスープ要らずで簡単にできて,うまい.おすすめ.

  • 「電脳コイル」23話.サブタイトルは「かなえられた願い」.デンスケを助けるため,コイルドメインを探すヤサコとイサコ.デンスケがコイルスノードと知った猫目は,イサコを新校舎のビルにある博物館に導く.わなと知りつつ,イサコは単身乗り込むが….イサコ絶体絶命.デンスケは無事なのか? 次回は「メガネを捨てる子供たち」.あと3話.

2007-11-14

忙しい

今日は,模擬面接に通院に中部支部と一日中動きずくめ.明日も朝から院の口述試験.

現在星54個.そろそろ難易度上がってきた.

  • 二ノ宮知子「のだめカンタービレ」19巻読了.清良にターニャにユンロン,みんながんばってるという巻.久しぶりに懐かしい顔(峰)も登場.まだまだ面白い.
  • 竹本泉「ねこめ~わく」5巻読了.文明化した猫の世界に召喚される女の子の話.このところ絵が崩れてきてるんで,この作者の本はあまり買わなくなってるんだけど,これだけは買い続けてる.猫はかわいいし,ほのぼのした雰囲気も気に入ってる.この巻も楽しく読んだ.でもやっぱりところどころ絵が変で気になる.
  • 平野耕太「ヘルシング」9巻読了.吸血鬼化した軍団を率いてロンドンに攻め込むナチスの残党とそれを迎え撃つヘルシング.それにバチカンが横槍を入れて,三つ巴の大混戦.アンデルセンが退場したかと思ったら,今度は執事のウォルターが敵として登場.全編戦闘シーンという感じ.少々食傷気味だけど,敵の中枢に少しずつ近づきつつある.

2007-11-17

小春日和

今日は暖かかった.でも,明日は冷えそう.

星73個.一応エンディングは見たけど,ここからが大変.パープルとかかなりつらい.

  • 今市子「百鬼夜行抄」16巻読了.すっかりマンネリ.三郎とか,もうどうでもいいよ.ただ,「異界の水守り」は結構面白く読んだ.
  • 「電脳コイル」24話.サブタイトルは「メガネを捨てる子供たち」.ここのところ,怒涛の展開に語り口がついていってないという感じだったけど,今回はゆったりとしたペースでよかった.めがねのない子供たちの姿が新鮮.ダイチの活躍もうれしい.ヤサコ再起動.舞台は金沢に移り,ヤサコとの因縁がありそうなマユミが初登場.ハラケンも動き出した.次回は「金沢市はざま交差点」.あと2話.

2007-11-24

三連休

三連休の中日.空気はさすがに冷たいけど,天気はとてもいい.先週豚のしゃぶしゃぶをやって美味しかったので,昨日は鰤シャブをやってみた.これもいける.

星116個.残り少ないけど難関揃い.クリアできるかどうか心許ない.

  • 小野不由美「風の万里 黎明の空(上)」.和製ファンタジー「十二国記」の4作目の上巻.景王陽子,元芳国公主の祥瓊,胎果の鈴.3人の少女が出会うという話らしい.半分くらい読んだところで飽きた.十二国記はとりあえずもういいや.また気が向いたらということで.
  • 「電脳コイル」25話.サブタイトルは「金沢市はざま交差点」.マユミは冒頭であっさり退場.イサコを単独で探すヤサコとそれを追うハラケンとおばちゃん,さらに猫目とタケルという構図.猫目はヤサコを排除しようとするが,タマの活躍でヤサコは何とかイサコのいる神社にたどり着く.しかしイサコはヤサコを拒否.メガバアの調査で,4423という番号がヤサコの兄ではなく,実はヤサコ本人を示すものということが明らかになる.次回は最終回「ヤサコとイサコ」.

2007-11-28

祝クリア

星120個.類似上の紫で最後の星をゲットして,やっとクリア.こんなのできるかと何度か思ったが,繰り返しトライすると筋道が見える絶妙のバランス.理不尽さを極力排除しようという努力の賜物だろう.満足.反面,64版ほどのインパクトを感じなかったのも事実だが….

2007-12-01

読書の一日

ほとんど一日中,本を読んですごした.明日は早朝から測量実習.しんど.

バランス年齢計測開始.48歳でがっかり.

  • 井上雄彦「バガボンド」27巻読了.吉岡一門との戦い,終結.いよいよ,対小次郎の流れか.
  • 三浦建太郎「ベルセルク」32巻読了.もうすっかり話の流れを忘れてるが,とりあえずガッツたちは海に脱出.グリフィスは法王庁とか諸々を籠絡.二人の戦いに決着がつくのは,いつの日になるのやら.
  • 安彦良和「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」16巻読了.オデッサ作戦終結.結局,ニュータイプの話になっちゃうのか.
  • 海堂尊「チーム・バチスタの栄光」読了.文庫本で買った.上下巻2冊組.第4回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作.一日で一気に読んだ.面白かった.特に前半が.後半は白鳥のキャラがすごすぎて,なんかほとんどギャグみたいになってたのが残念.

2007-12-04

一人暮らし

嫁さんが里帰りして,しばらく一人暮らし.

昨日は測量実習で休日出勤した.いろいろトラブルもあったが,何とか無事終了した.

  • 水上悟志「惑星のさみだれ」1巻読了.平凡な大学生が地球の危機に駆り出される話.でも,あんまりシリアスさはなくて,なんかほわほわとした感じ.この雰囲気でいったいどういう風に話を転がしていくのか,とりあえず期待する.
  • 「電脳コイル」26話.サブタイトルは「ヤサコとイサコ」.最終回.ヤサコの奮闘でイサコは帰還を果たす.大団円.いいアニメでした.痛みを超えて過去と決別する,まっとうな別れを描ききったと思う.オジジやデンスケもいい余韻を残してくれました.来週からまた再放送するようなので,のんびり観返そうと思う.

2007-12-15

今年もあとちょっと

今週は,新専攻の見学会や学長選考があった上,修論,卒論も大詰めで慌ただしかった.来週を乗り切ればやっと帰省.今年もあとちょっとだ.

  • 花輪和一「刑務所の前」3巻読了.「刑務所の中」に至る経緯を描いたもの.その完結編.モデルガン好きが高じて,友人から譲り受けたぼろぼろに錆びた拳銃をを丹念に修復していくというのが本筋だが,それとは全く関連のない,火縄銃職人の娘を主人公とする時代物がなぜか同時進行する.そのミスマッチ感がすごく面白かった.作者の混沌とした精神世界をかいま見た気がした.
  • 田宮俊作「伝説のプラモ屋」読了.「田宮模型の仕事」の続編.作者や田宮模型についての主だった話は前著に書かれているので,この本ではその隙間を埋めるようなエピソードがつづられている.断片的な話が多いので,前著ほどの読み応えはなかった.アル中の奥さんの話は泣けたけど.
  • 森博嗣「すべてがFになる」読了.第1回メフィスト賞を受賞した,作者のデビュー作.孤島にある研究所内の密室から,ウェディングドレスを着た両手両足切断された死体が現れる.この謎にN大建築学科の助教授,犀川と女子大生,萌絵のコンビが挑むという話.事件は派手なんだけど,謎解きはいまいちって感じ.トリックがあまりに回りくどい.それを,天才の思考は常人には理解できないで片付けられてもなあ.ラノベとミステリーの組み合わせって,私には鬼門かも.
  • 水上悟志「惑星のさみだれ」2巻読了.面白くなってきた.1巻読んだときはゆるい話なのかなと思ったんだけど,かなりきっちりとした物語構成を持っているみたい.半月(犬の騎士),いいキャラだなあ.弟の三日月(カラス)も登場.ちなみに,主人公の夕日はトカゲの騎士.読み終わってすぐに,3,4巻を買いに走った.
  • 水上悟志「惑星のさみだれ」3巻読了.馬,ヘビ,黒猫,鶏,亀,ネズミ,カマキリ,フクロウの騎士が続々登場.鶏と亀を守って死んだというカジキマグロを加えて,12人の騎士が出そろったことになる.おまけにラスボス,魔法使いのアニムスも登場.半月の力を得たこともあって,夕日,いろいろと成長.
  • 水上悟志「惑星のさみだれ」4巻読了.3巻で新たに登場した騎士らの,過去のエピソードが語られる.特に,鶏,亀コンビの師匠,カジキマグロの話は感動もの.お美事としか言いようがない.次巻からは,敵の手も強化される模様.裏切り者もいる状況で,夕日たちはどう戦っていくのか,半年先が今から楽しみ.

2007-12-22

明日帰省

卒論,修論もなんとかめどがついたかな.今日は明日の帰省に向け,掃除や洗濯をこなした.夜はジンギスカン.

  • 荒川弘「鋼の錬金術師」18巻読了.始まりの人造人間,プライド(傲慢)登場.なんか,あと一人らしいです.
  • 冬川基「とある科学の超電磁砲(レールガン)」1巻読了.鎌池和馬の「とある魔術の禁書目録(インデックス)」からのスピンオフ作品.本編(読んだことない)よりも面白いという評判を聞いて買ったが,もうちょい何かが足りないという感じ.

2007-12-23

これから帰省

2時頃出発する予定.パスタ屋での昼食のついでに本屋に寄ったら,いくつか新刊が出てた.

  • 遠藤浩輝「EDEN」17巻読了.ビッグ・バレルという大舞台に皆が集結しつつある.やっと面白くなってきたかな.
  • 柳沼行「ふたつのスピカ」13巻読了.シュウ急死の顛末とマリカとの関連が描かれる.相変わらず,ゆったりしたペースが心地よい.

2008-01-07

明日から仕事

今日田舎から帰ってきた.今回の帰省は慌ただしかったが,充実はしてたな.明日からもう仕事.早く適応しないと.

帰省中に読んだ本は以下のとおり.どれも当たりだった.

  • 志村貴子「放浪息子」7巻.
  • 嶽本野ばら「ミシン」.
  • 上橋菜穂子「夢の守り人」.
  • 奈須きのこ「空の境界(上)」.
  • 奈須きのこ「空の境界(中)」.
  • 綾辻行人「十角館の殺人」.
  • 綾辻行人「水車館の殺人」.
  • 有栖川有栖「スイス時計の謎」.

2008-01-13

三連休中日

三連休.昨日は天気悪かったけど,今日は快晴.布団を干して,洗濯をした.

連休明けにはJABEEのとりまとめの仕事が待ってる.原稿ちゃんと集まるかな?

  • 福本伸行「賭博堕天録カイジ」12巻読了.変則二人麻雀「17歩」最終戦.カイジ中途退出の隙に,敵はすべての牌を確認してしまう.絶体絶命のこの状況をどうひっくり返すのか.いよいよ次巻で完結?
  • 綾辻行人「迷路館の殺人」読了.「十角館」,「水車館」に続く,館シリーズ3作目.へっぽこミステリーに飽き飽きしたので,「新本格」の嚆矢とされるこのシリーズを読み始めて,はまった.でも「本格」って,悪い言い方をすると結局,古いタイプの推理小説ということなので,続けて読んでるとさすがに飽きてくる.本作は最後のどんでん返しがわざとらしくて,ちょっといや.
  • 我孫子武丸「8の殺人」読了.図書館で借りた.作者の長編デビュー作.この作者も「新本格」の一人らしいが,非常に軽い,ユーモアのある語り口が特徴.8の字形の建物で男が殺される.その娘が現場を目撃しており,犯人は明らかと思われたが….被害者ではなくて,容疑者が密室状況にいる(犯行が可能なのは彼だけという状況)というのがミソ.楽しく読んだ.
  • 海堂尊「ナイチンゲールの沈黙」読了.「バチスタ」を読んだあと,図書館に予約してた本.不定愁訴外来(通称,愚痴外来)の田口のもとに,瑞人らレティノ(網膜芽腫)の子供たちやアル中で瀕死の歌手が送り込まれて,一騒動.そんな中,瑞人の父親が殺される事件が起きる.しかもその死体は「解剖」されていた.これを例によって「ロジカル・モンスター」白鳥が解決するんだけど,このミステリー要素がかすむくらい,舞台となる病院の日常風景が面白い.まさしく「メディカル・エンターテインメント」としか言いようがない小説.

2008-01-19

一段落

外部評価用自己点検書が何とかできあがった.昨日はそれを名大の審査員の先生に提出して,これで一段落かな.修論,卒論もあと少し.

  • 海堂尊「ジェネラル・ルージュの凱旋」読了.これも図書館に予約してた本.救命救急センター部長の速水が業者と癒着している,との告発文書が田口のもとに届く.リスクマネジメント委員長でもある田口は,この疑惑について調べることになるが….Bravo! 今回の主役はジェネラル・ルージュこと速水.白鳥をも凌駕する,圧倒的存在感を示した.前作と同時進行という趣向も楽しかった.また,噂の「氷姫」が初登場.今回は潜入調査のための研修ということで地味に振る舞っていたが,次回作以降の活躍が楽しみ.

2008-01-20

読書の一日

今日は,うちでのんびり本を読んで過ごした.

  • 武富健治「鈴木先生」4巻読了.苦悩する中学教師の話.今回のメインは「教育的指導2」.恋多き女子生徒,河辺をめぐる騒動のパート2.濃すぎ,というか「なまなま」しすぎ.でもぐいぐい引き込まれる.やっぱすごいマンガ.
  • 綾辻行人「霧越邸殺人事件」読了.慰安旅行の帰り,急な吹雪に見舞われた劇団員一行は,命からがら謎の洋館「霧越邸」にたどり着く.外界から途絶した「吹雪の山荘」で,北原白秋の「雨」に見立てた連続殺人事件が….枠組みはすごく古典的な話なんだけど,とても面白かった.本格推理と建築を基本モチーフとした館シリーズをベースに,北原白秋をはじめとする文学や殺人の小道具ともなる骨董品,それに80年代のアングラ演劇や学生気質についてもふんだんに盛り込んでみましたという感じで,読み応えたっぷり.こんな贅沢な作品,滅多に書けるもんじゃないだろうと感じた.

2008-01-26

寒い

ここのところものすごく寒い.夜なんか体の芯まで凍る感じ.風邪ひきそうなので,今日は鍋.

  • 奈須きのこ「空の境界(下)」読了.「月姫」で有名な作者の伝奇もの(「新伝綺」らしい)の完結編.最大の敵との戦いは中巻で終わってしまっていて,バトル面での盛り上がりはいまいち.その代わり,主人公二人の関係に決着をつけて綺麗にシリーズを締めくくったという感じ.この作者もミステリー好きみたいね.ミステリーではトリックや謎解きで使われるロジックを,本来不条理な魔術や超能力バトルの描写に使うってのは面白いな.
  • 歌野晶午「葉桜の季節に君を想うということ」読了.「これが現代ミステリーのベスト1です.」という帯の惹句に惹かれて文庫本を買った.この人も「新本格」の作家の一人.よくあるハードボイルドものという感じなんだけど,事件とは別のところに大きなトリックが….これは騙されました.うまい.

2008-01-27

つかの間の休息?

今日は買い物のあと,図書館に行って本を借りてきた.今週末からはいろいろと忙しくなりそう.

  • 海堂尊「螺鈿迷宮」読了.前作を図書館に返したあと予約したんだけど,今日行ったら早速入荷してた.いやー,面白い.どんどん面白くなっていくな,このシリーズ.今回はいよいよ桜宮病院への潜入調査の話.案内役はおちこぼれ医学生,ラッキー・ペガサスこと天馬大吉.テーマは終末期医療.ちなみにこのシリーズでは,死亡時医学検索,小児医療,救急医療,終末期医療といった逼迫した医療の現状をテーマとしてきている.しかしそうした重いテーマをベースに,これだけエンターテインメント性に富んだ作品に仕上げているというのはすごいことだと思う.特に,キャラ造形力が半端ない.ただ今回,「氷姫」にはちょっと失望させられたかな.本作ではもっとぶっ飛んだところを見せてくれると思ったのに.でも,もっと楽しみなキャラが出てきたからいいか.生き残るのはきっと君だと思ってたよ,ママン.

2008-02-09

雪国

今日起きたら雪が降ってた.午後には辺り一面真っ白.早めに買い物に行ってよかった.

先週はJABEEの外部審査はあるわ,赤ん坊は産まれるわでてんてこ舞いだった.この先も修論,卒論審査や成績づけ,JABEEで忙しくなりそうだし,この三連休はゆっくり休もう.

  • 伊藤明弘「ワイルダネス」6巻読了.堀田ら3名,エノラ,ディーの3組,奇しくも同時にゴールドスミスの製薬施設を襲撃するの巻.この巻では双子(?)の女殺し屋が大活躍.ディーもかっこいいなあ.それから猫もいろいろ活躍.

2008-02-11

いい天気

昨日,今日はよく晴れて,雪もほとんどなくなった.

  • 小田扉「団地ともお」11巻読了.マンネリだ.でも,二日酔いとか調子の悪いときに,寝転がってだらだら読んでる分には結構面白かったりする.一生懸命読まないというのが,このマンガのコツだな.
  • 吉田秋生「海街dairy1 蝉時雨のやむ頃」読了.吉田秋生読むの,ほんと久しぶり.十数年ぶりくらいか.もともと彼女のマンガの中では,シリアスものよりちょっと軽めの小品っぽいのが好きだったから,これは気に入った.鎌倉に住む3姉妹が,父の死をきっかけに腹違いの妹を引き取る話.泣けるいい話なんだけど,ちょっと耳が痛い部分も.私もおとなにならなきゃ.それにしても,せっかく鎌倉を舞台にしてるんだから,もう少しは背景に力入れてほしいな.

2008-02-17

まだまだ寒い

胃が荒れ気味だったので,昨日は湯豆腐にした.昼はソース焼きそばを作った.

  • 浅倉卓弥「四日間の奇蹟」読了.嫁さんの本.第1回このミス大賞受賞作.ある事件に巻き込まれピアニストへの道を閉ざされた青年と,その事件で両親を失った脳に障害を持つ少女の話.彼らは慰問演奏のため,山奥にある診療所を訪れるが….面白かったんだけど,読んでる間中,これどっかで読んだことがあるような,と既視感を感じ続けて困った本.基本のネタがよくある話だしね.「ある人気作家の先行作品」(これは未読)とか,大島弓子のマンガとか.

2008-02-24

風強し

前作はクリアできなかったのに,懲りずにまた迷宮探索を始めた.パソブ+メアで始めて,今はソブメ+アガ.レベルは14で4階に進んだところ.楽しい.

  • 山口貴由「シグルイ」10巻読了.うわあ,権左暴れすぎ.もうぐちゃぐちゃ(って,いまさら).次巻はいよいよ御前試合だけど,「新章開始」って,他の試合もやるの?
  • 岡崎京子「市中恋愛観察学講座 東方見聞録」読了.20年前の作品が初単行本化,ということで買った.銀座とか,国会議事堂とか,東京の名所をお散歩する話.1987年の作品ですね.「くちびるから散弾銃」の前辺り.後期のひりひりするような諸作はそれはそれで面白いのだけど,この時期の脳天気な作風も好きだな.

2008-03-01

帰省

今日から一週間帰省.

パソブ+メアに戻った.最大レベル37で11階.

  • 漆原友紀「蟲師」9巻読了.しんみり.

2008-03-15

いい天気

昨日の雨が嘘みたいにいい天気.昨夜の送別会は楽しかったな.今朝は町内会の当番でお天王様のお供えをした.

基本的にはパソブ+メアのまま.パ以外はレベル上限に達したので,引退して育て直している.このレベルで第5層はきつい.25階の探索を再開するのは少し先になりそう.コラプションも始めた.

  • 橋本治「蝶のゆくえ」読了.文庫で買った.さまざまな年代の女性を主人公とした連作短編集.子供を虐待する母親の話「ふらんだーすの犬」など6編からなる.それぞれの話には特にオチなどはなく,突き放した物語の締めくくり方がかえって印象に残った.作者自身巻末の自作解説で「答えを出すことが小説ではなく,問いを出すことこそが小説であると理解した」と書いている.この自作解説がかなり詳細な分析がしてあって,面白かった.第18回柴田錬三郎賞受賞作とのこと.
  • 山本英夫「ホムンクルス」9巻読了.伊藤との対決は続く.もはや相手は伊藤なのか,自分なのか,混沌としてきている.謎を解くため,伊藤のホムンクルスであるグッピーの姿を伊藤自身で再現しようとするが….全然先が読めない.次巻が楽しみ.
  • ナンシー関の「小耳にはさもう」ファイナル・カット 読了.本屋で偶然見つけた.買いそびれてた,危ない危ない.単行本未収録の65本を収録とのこと.どういう理由でお蔵入りになってたのか分からないが,残り物という感じではなく,最高のネタばかり集めた感じ.ホントもったいない話.

2008-03-23

いい天気

昨日は天気がよくて暖かかったので,リビングのパーティションを取っ払って大部屋にした.それで気分も乗ってきて,風呂場や換気扇のフィルター,レンジの五徳まで掃除をした.和久先生の最終講義にも出席した.明日は謝恩会.

ソブ+メアバがメイン.バも一度引退して育てなおし.それにペダレ+ドガをサブで育ててる(レベル50くらい).25階のボスを倒して今28階.コラプションはウルトラガス到着.今作はナビがうるさすぎな気がする.もっと自由に探索させてほしい.

  • 二ノ宮知子「のだめカンタービレ」20巻読了.のだめが覚醒して,盛り上がってきた.大詰めって感じ.
  • 荒川弘「鋼の錬金術師」19巻読了.こちらも大詰め.ラスボスの正体とエドワードたちの父親との関わりが明らかになって,最終決戦も近い.
  • 山田芳裕「へうげもの」6巻読了.大茶湯の大舞台でひょうげまくる織部.しかし,利休に「過ぎたるは及ばざるがごとし」とたしなめられ落ち込む.一方その利休もヘチカンに,その野心を「業火に飲まれとる」と指摘され改心.二人ともいい感じに一皮むけた感じ.ヘチカンは散りざまもみごと.
  • 志村貴子「青い花」3巻読了.待望の3巻.京子んちの別荘に行ったり,各務先生と和佐(かずさ,杉本家次女)の結婚式があったり.人騒がせな恭己(やすこ,杉本家四女)はあきらとふみの待ち合わせに乱入したり.ふみちゃん,嫉妬深いのか.あっちゃんとの仲はどうなる.杉本姉妹とその周辺の人々を描いた巻末マンガ「若草物語」も収録.

2008-03-30

桜満開

天気はあまりよくないが,あちこちで桜が満開.

ブダパ+メバでやっと雷王を倒した.それから,ハイパーボルテージをゲット.もう少しかな.

  • 柳沼行「ふたつのスピカ」14巻読了.宇宙飛行士への最終課程に進む者を決める,宇宙学校最後の課外訓練に挑むアスミたち.何とか訓練を終え結果を待つばかりとなるが,そんなとき今度は府中野にトラブルが….
  • 山川直人「コーヒーもう一杯」4巻読了.コーヒーをテーマにした連作短編集.締めが「今回はこんなんですいません」とか,そろそろネタ切れかとも思わせるが,後半の猫探偵の話や引きこもり珈琲屋の話は面白かった.
  • 山川直人「地球の生活」読了.「口笛小曲集」と同じく,同人雑誌時代の作品を集めたもの.読みやすい作品を集めた「口笛」と比べ,変な作品も収録とのこと.確かに同人マンガらしい作品が多いが,輪郭線のないマンガとか,絵のバリエーションがあって楽しかった.

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